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佐藤 秀孝 (サトウ ヒデタカ,SATO Hidetaka)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1演習Ⅰ 011402 / 演習Ⅱ 2023年度 日本禅宗の草創期の禅僧、とくに鎌倉・南北朝時代に活躍した永平道元(1200-1253)から瑩山紹瑾(1264-1325)やその弟子・法孫たちに至る初期曹洞宗教団の祖師方の伝記史料その他を読み進めたい。具体的には江戸時代の僧伝や禅宗灯史が成立する以前の、より素朴な中世撰述史料などをテキストとして演習する。演習を通して史料の読解力を養うことを目指す。 
2日本禅宗史 2023年度 本講座は、日本における禅宗の歴史について講義するものである。唐・宋代に隆盛した中国禅宗がどのように日本に伝来し、如何なる展開・発展を遂げて日本禅を形成していったのか、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗について、その過程を探ることで、思想史的な意義と日本文化への影響などを論じたい。とくに中世禅宗の形成を論ずる上で、日中間を往来した入宋・入元僧や中国からやって来た渡来僧については比較的詳しく論じたい。また五山十刹を拠点とした五山派(とくに臨済宗)と地方展開を目指した林下(とくに曹洞宗)の相違点や、江戸期における黄檗宗の伝来と臨済宗・曹洞宗の対応についても論ずる。 
3仏教と人間 2023年度 この授業は駒澤大学の建学の理念である「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に基づいて行われるものである。宗教全般についての理解を深め、仏教および禅の基本的な歴史や教義について概説するとともに、仏教が広がった地域社会の生活や文化に与えた影響などについても学ぶ。また、これらの視点から、人間が生きてゆくうえで直面するさまざまな問題についても考える。なお、年1回、坐禅実習を行う。 
4禅学研究C 2023年度 この授業は仏教の中でも特に禅宗の教団や清規について講義するものである。中国で成立した禅宗教団は、集団生活の必要上から、従来の戒律に反する行為に対し、清規という新たな修行規範を設け、それに思想的な意味合いを与えていく。中国における禅宗の歴史と清規の成立について概観し、『景徳伝燈録』巻六「洪州百丈山懐海禅師」の章に所収される「禅門規式」を講読し、唐代の百丈懐海(大智禅師、749─814)が理想とした禅宗清規の精神を窺う。ついで『禅苑清規』や『勅修百丈清規』など北宋代から南宋代・元代にかけて成立した禅宗清規を踏まえて当時の禅宗教団の特徴を述べる。また日本の禅宗清規と教団では、永平道元の『永平清規』の精神と、瑩山紹瑾の『洞谷清規』(『瑩山清規』ともいう)が後世の曹洞宗に与えた影響について触れ、また鎌倉・京都の五山叢林の臨済宗教団の実態と清規についても触れたい。最後に江戸期の禅宗(黄檗宗・臨済宗・曹洞宗)の教団運営や清規について論ずる。