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末木 恭彦 (スエキ ヤスヒコ,SUEKI Yasuhiko)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1哲学概説 2021年度 哲学は西洋の独占物でない。東洋は独自の哲学、倫理、宗教を発達させてきた。近代にいたり、西洋に啓発されてであるが、東洋にも独自の哲学の試みはなされている。本講義は、そのような東洋哲学、其れと関連する倫理、宗教哲学を考察する。今年度は、二十世紀中国の馮友蘭哲学(新理学)の事例研究を行い、それを通じて背景としての中国近代哲学、倫理、宗教哲学を窺う。具体的には『新事論』『新世訓』を紹介し、新理学の理論を照射する。 
2比較思想特講 2021年度 文化を異にする思想を理解するのに、比較は有効な方法である。とりわけ、異文化の深い影響を受けた日本の思想の理解には役に立つ。そもそも日本の思想が比較の上に立っている。優れた比較の上に立つ日本の思想の成果をこの授業では読む。今年度も、深いイスラーム理解の上に独自の『東洋哲学』を構想した井筒俊彦の『意識と本質』(岩波文庫)を取り上げて、一段落づつ丁寧に読み込みたい。なお、『意識と本質』Ⅶまでは君達の先輩と読み進めているので大まかに見て、Ⅷから丁寧に読み進む。 
3教養実践演習(人文) 2021年度 この科目は演習科目である。全学共通科目として開かれているが、講師は専門科目の意識でこの授業に臨む。学生も専門教育に臨む気持ちを持ってこの授業に出席して貰いたい。今年度のこの科目の主題は「幕末・明治初期における哲学の成立――西周(にし・あまね)と哲学」とする。『西周 現代語訳セレクション』をテキストに、受講生に担当を割り振り、西周の文章を徹底的に読み込む。担当者は『西周全集』で原文に当たって、原文に徹底的に注釈を施し、西の説かんとする所を究明する。テキストは忠実な訳ではなく、注も西の時代の文章を初めて読む者には不十分である。それを補って、原文について詳細な注を施し、内容解説を作る。大体一人『現代語訳セレクション』で10頁程度を担当して貰う。授業は自分が担当した部分の原文、発表時までに出来た注釈の提示と説明(現代語訳セレクションの訂正を含む)、内容解説(自分の担当部分を中心に)をして貰う。上記のように授業を構想しているので、哲学に関心があり、哲学関係の科目を四単位以上取得していることが望ましい。また、漢字文化古典学に関心があることも望ましい。 
4新入生セミナー 2021年度 高度な専門に触れることになる大学においては、高等学校等におけるよりも更に「自立的」で「主体的」な学習態度が要求されます。問題意識をもって世界に向き合う中でテーマや課題を自ら探し出し、必要な資料や文献等の調査を行い、レポートや発表によって自分の考えを他者に的確に伝え、他者の意見に真摯に耳を傾けること――専門分野を問わず、これが「自立的」で「主体的」な学習の道筋です。本科目はこうした学習のための入り口であり、次の4点を共通の指針としています。①駒澤大学において、誇りある大学生としての自覚を養う。②学びの態度を「学習」から「学問」へと深化させる。③他者との交流を通じて自己を磨く。④たえず流動する社会のなかで自己を方向づけ、位置づける。 
5東洋思想史 2021年度 東アジアの思想の大きな流れである儒学は、東アジア諸地域の哲学、倫理、宗教に大きな影響を与えている。その儒学を基本テキスト(経書)の概要・理解史に依って理解しようと試みる。なお、その手がかりとして、江戸時代の学問入門書(読書案内)である荻生徂徠『経子史要覧』を用いる。今年度は、儒学の周辺を為す史の部分を中心に中国古典の世界を紹介する。 
6東洋倫理 2021年度 倫理学は、人の行為の規範を考える学問である。主として西洋の哲学の一部門として発達した。それに相当する思索は東洋の伝統的思想の中に生まれていた。近代に至って、西洋の学問の影響下、東洋の伝統を生かそうとする試みが行われた。そのような東西のはざまで苦心して考えられた、東洋の倫理思想を紹介する。今年度は、和辻哲郎の考えた倫理学のあり方を考察する。