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上石 実加子 (アゲイシ ミカコ,AGEISHI Mikako)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1作品講読 2024年度 イギリス近代詩、特にバイロンやエリザベス・バレット・ブラウニング、トマス・フッドなどからW.B. イエイツ、アイザック・ローゼンバーグ、ジーグフリード・サッスーンなど、19世紀から20世紀に活躍した詩人たちの詩作品を英語の原文で読んでいきます。必要に応じて17世紀の詩人の詩も読みます。日本とは違い、欧米では映画の中でよく詩が引用されています。映画をきっかけにして、著名な詩人の英詩を読んでみましょう。英詩を身近に感じながら、日常の中にある詩について考えていきます。 
2イギリス文学史Ⅰ 2024年度 古代から17世紀末までのイギリス文学の変遷を、主に詩を中心に辿ります。文学の歴史は韻文の形、つまり詩から始まります。英詩というと、特有の形式や約束事があって、敷居が高いものと思われがちですが、この授業では、詩の修辞法を学ぶというよりも、詩という文学が歴史の動向とどのように関連し合いながら生まれているかを、戦争をキーワードにしながら学んでいきます。有名な詩作品の一部を英語の原文で読みながら、詩の持つ音の響きや表現の多様性について考えます。時に、映像資料を用いながら、詩の持つ物語性を確認したり、詩の影響関係についても言及する。 
3イギリス文学特講Ⅱ 2024年度 イギリスの「昔話」(English Fairy Tales)を英語で読む授業です。昔話とは、様々な土地で口伝えによって残っていた話を、ある時点で研究者や学者が収集して書きとめたことで生まれた伝承文学と言えます。イギリスで自覚的に子供の読物を作り出したのは、ピューリタンだったと言われていますが、この授業では19世紀にJoseph Jacobsが再話したテキストを使って、昔話を読んでいきます。易しい英語で書かれていますが、再話者が古い言い方をわざと残しているものもありますので、味わいながら読んでいきましょう。昔話が、Oral traditionから子どもを意識した再話を経て、物語構成がどのようになっているのか、その独特の語り口とリズムを感じながら、音を意識した昔話も読んでいきます。昔から伝わる英語の諺を読むこともしていきます。 
43年次ゼミ 2024年度 イギリス・ロマン派詩人、特に前期のワーズワス、コールリッジ、そして後期のバイロン、シェリー、キーツなどの、いわゆる有名な詩を中心に読みます。ロマン主義運動というものがどのような経緯を経てイギリス文学に浸透してくることになったのかを踏まえながら、詩がまずは「音」であることを意識し、詩のリズムを担う韻律、それからソネットやオード、バラッドといった様々な詩の形についても学びます。そのうえで、詩に浮かび上がるイメージを共有し、発表や議論をすること を通じて詩に対する理解を深めます。 前期に様々な詩を鑑賞することで視点の取り方を学び、後期は批評の読みを通じて、その裏付けをどのように行っていくのかを学び、4 年生での卒論につなげていきます。 
54年次ゼミ 2024年度 論文作成のために必要な事項を確認し、論文のテーマ選定から文献・資料収集の仕方、先行研究の分析を経て、進捗状況を報告、発表することにより、最終的に卒業論文を完成させる。