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近衞 典子 (コノエ ノリコ,KONOE Noriko)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1国語国文学演習Ⅲ 2023年度 卒業論文を作成するための指導・助言を行なう。各自の卒業論文のテーマに合わせて取り上げる作品を決定、必要な資料の検索方法、論文の書き方などを指導する。 
2近世文学研究Ⅰ 2023年度 上田秋成は『雨月物語』や『春雨物語』といった読本の作者として知られていますが、実は和歌・誹諧の名手でもあり、新たな散文の創作においてもその技量を発揮しました。本科目では、秋成晩年の和歌・和文集『藤簍冊子(つづらぶみ)』を中心に、秋成の和文作品を読解していきます。『藤簍冊子』は、秋成の古稀を祝して出版された作品です。この風変りなタイトルは、秋成が折々に書いた作品を小さな手箱「つづら」に入れていたところから付けられました。その名の通り、この作品中には、それぞれ独立した、様々な趣の小品が収められています。その中から幾つかの作品を選び、丁寧に読解します。必要に応じて、博物館や寺社見学、歌舞伎鑑賞などのフィールドワークを行うことがあります。 
3基礎国文学Ⅰ 2023年度 古典文学読解のための基礎的な知識と方法を学ぶ授業である。代表的な古典作品を取り上げ、作品が成立した時代の背景を踏まえて読解し、文学史における位置付けを確認する。さらに、その作品の受容と展開にも目を向け、具体的な作品の読解を通じて、言語表現の奥行きと広がりを理解する。また、くずし字解読の訓練も行なう。 
4国語国文学演習Ⅰ 2023年度 江戸時代、京都・大坂・江戸の三都はそれぞれ文化・経済・政治の中心として、それぞれに個性的な文化が花開いた。前期は、江戸幕府の成立によって新たな発展を見せた江戸の地誌(いわゆるガイドブック)、『江戸名所図会』を読み進める。本書には地理的情報のみならず、その地に関する歴史や伝承・行事・事件、和歌や俳諧など、多岐にわたる内容が展開されている。本文の的確な理解には、単なる字面を追うだけでは不十分で、芸能(歌舞伎・浄瑠璃・謡曲など)、絵画(浮世絵など)といった周辺領域を含めた多様なアプローチが必要である。様々な事項の調査や資料の妥当性の検討を通じて、近世文学研究の基礎を学ぶ。後期は大坂の作家、井原西鶴の遺稿集『西鶴名残の友』を読解する。俳諧の基礎を学び、併せて近世的な笑いを楽しむ。授業では、発表者が事前に担当箇所について作成した資料に基づき発表。その後、参加者によるディスカッションを行なう。学外研修として実地踏査(フィールドワーク)や博物館見学等も行う予定(全員参加)。また、和本リテラシーの一環として、くずし字読解の訓練も併せて行なう。 
5国語国文学演習Ⅱ 2023年度 今年度は未だ翻刻がない鈴木吉路著、恋川春町画の黄表紙『月星千葉功(つきとほしちばのいさおし)』(安永6年刊)を読む。最初の授業時に資料を配付し、各自の担当部分を決定する。発表者は担当個所について翻刻した後、語釈を加え、その内容について調査・分析し、資料を作成して発表する。その発表に基づき、受講者同士の質疑応答の形式で授業を進める。近世文化への理解を深めるため、必要に応じて文学踏査、浮世絵見学、歌舞伎鑑賞など、フィールドワークを行うことがある。 

 

教育方法の実践例
No.タイトル年月日概要
1桜修館中等教育学校PTAサークルにおけるくずし字解読実践  2015年10月 - 現在 
2「学生による授業アンケート」の結果を受けた授業改善  2004年04月 - 現在 大教室での授業では板書が見づらいとの指摘を受け配布プリントの内容を工夫した。また学生の音読などを通じて出来るだけ発言の機会を与え、授業への積極的な参加を促した。