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近衞 典子 (コノエ ノリコ,KONOE Noriko)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1国文学史ⅠA(古典) 2024年度 日本の古典文学の流れを把握し、古典文学についての基礎的な知識を身につけるための授業です。上代から近世に至るまでの日本文学史における主要な作品や事項を取り上げて、その時代背景や作品相互の影響関係などについて解説し、古典への理解を深めます。 
2近世文学研究Ⅱ 2024年度 上田秋成は読本(よみほん)作家として知られていますが、和歌・誹諧の名手でもあり、新たな散文の創作においてもその技量を発揮しました。本科目では、前期に読本『雨月物語』、後期に和歌・和文集『藤簍冊子(つづらぶみ)』を取り上げ、読解していきます。『雨月物語』は秋成35歳の時に書かれた怪談集で、九編の作品から成っています。『藤簍冊子』は秋成の古稀を祝して出版された作品で、この風変りなタイトルは、秋成が折々に書いた作品を小さな手箱「つづら」に入れていたところから名付けられました。その名の通り、作品中にはそれぞれ独立した、様々な趣の小品が収められています。これらの中から幾つかの作品を選んで読解します。必要に応じて、博物館や寺社見学、歌舞伎鑑賞などのフィールドワークを行うことがあります。 
3国語国文学演習Ⅰ 2024年度 江戸時代、京都・大坂・江戸の三都はそれぞれ文化・経済・政治の中心として、それぞれに個性的な文化が花開きました。前期は、江戸幕府の成立によって新たな発展を見せた江戸の地誌(いわゆるガイドブック)、『江戸名所図会』を読み進めます。本書には地理的情報のみならず、その地に関する歴史や伝承・行事・事件、和歌や俳諧など、多岐にわたる内容が展開されています。本文の的確な理解には、単なる字面を追うだけでは不十分で、芸能(歌舞伎・浄瑠璃・謡曲など)、絵画(浮世絵など)といった周辺領域を含めた多様なアプローチが必要です。様々な事項の調査や資料の妥当性の検討を通じて、近世文学研究の基礎を学びます。後期は大坂の作家、井原西鶴の遺稿集『西鶴名残の友』を読解します。俳諧の基礎を学び、併せて近世的な笑いを楽しみます。授業では、発表者が事前に担当箇所について作成した資料に基づき発表。その後、参加者によるディスカッションを行ないます。学外研修として実地踏査(フィールドワーク)や博物館見学等も行なう予定です(全員参加)。また、和本リテラシーの一環として、くずし字読解の訓練も併せて行ないます。 
4国語国文学演習Ⅱ 2024年度 今年度は感和亭鬼武著、蹄斎北馬画の読本『自来也後編』巻2(文化4刊)を読解します。最初の授業時に資料を配付し、各自の担当部分を決定します。発表者は担当個所について翻刻した後、語釈を加え、その内容について調査・分析し、資料を作成して発表します。その発表に基づき、受講者同士の質疑応答の形式で授業を進めます。近世文化への理解を深めるため、必要に応じて文学踏査、浮世絵見学、歌舞伎鑑賞など、フィールドワークを行うことがあります。 
5国語国文学演習Ⅲ 2024年度 卒業論文を作成するための指導・助言を行ないます。各自の卒業論文のテーマに合わせて取り上げる作品を決定、必要な資料の検索方法、論文の書き方などを指導します。 

 

教育方法の実践例
No.タイトル年月日概要
1桜修館中等教育学校PTAサークルにおけるくずし字解読実践  2015年10月 - 現在 
2「学生による授業アンケート」の結果を受けた授業改善  2004年04月 - 現在 大教室での授業では板書が見づらいとの指摘を受け配布プリントの内容を工夫した。また学生の音読などを通じて出来るだけ発言の機会を与え、授業への積極的な参加を促した。