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原 信太郎アレシャンドレ (ハラ シンタロウアレシャンドレ,HARA Shintaro alexandre)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1倫理学(5) 2023年度 倫理学は、人はいかに生きるべきか、いかに行動するべきかという問いに答えるべく、主として西欧において発達した学問領域である。東アジアにおいてそうした問いは儒教と呼称される思想・学問において思考されてきた。日本においても儒教は、特に近世において規範的な教養の一つとして学ばれ、絶大な影響力を持った。本授業ではこの儒教に焦点を当て、「倫理」の問題がいかに議論されてきたかについて検討する。講義形式を原則とするが、適宜演習の要素も採り入れ、履修者にも訳読をしてもらうことがある。 
2倫理学(6) 2023年度 倫理学は、人はいかに生きるべきか、いかに行動するべきかという問いに答えるべく、主として西欧において発達した学問領域である。東アジアにおいてそうした問いは儒教と呼称される思想・学問において思考されてきた。日本においても儒教は、特に近世において規範的な教養の一つとして学ばれ、絶大な影響力を持った。本授業ではこの儒教に焦点を当て、特に朱子学と陽明学、及びそれらを前提に展開された儒教肯定論者の各論をトレースし、「倫理」の問題がいかに議論されうるかについて検討する。講義形式を原則とするが、適宜演習の要素も採り入れ、履修者にも訳読をしてもらうことがある。 
3東洋倫理 2023年度 近代に至るまで、東アジアにおいて「倫理」の問題は主として儒教において思索が積み重ねられてきた。特に、中国南宋時代に出現した巨人・朱熹(1130~1200)によって創始された朱子学(朱熹思想)は、およそ700年にわたって東アジアにおける規範的な学問として、中国はもとより朝鮮・日本等で広く学ばれ、広範な影響を及ぼしている。朱子学は完璧に倫理的な存在である「聖人」になることを目標にし、そのための方法論(修養論)と経典解釈学(経学)を確立した。本講義では儒教史の流れを概観した上で、朱子学の修養論と経学を中心に講義し、東アジアで「倫理」がいかに語られてきたかを学ぶ。講義形式を原則とするが、適宜演習の要素も採り入れ、履修者にも訳読をしてもらうことがある。 
4哲学概説 568702 / 哲学概説 2023年度 この授業で学んでいくのは中国において展開された哲学である。中国哲学の特色は、物事を観念的な分析の対象にするのではなく、ある議論が具体的な状況や事柄に対して示す効果や価値のほうに着目する点にある。その意味で実用性や実践性の重視に傾くところがあり、現代社会を生きるわれわれがそこから学べることは多い。孔子以後、中国哲学には2500年以上もの長い歴史があり、そこには多彩で豊穣な沃野が広がっている。本講義では、中国が生んだ哲学者たちをできるだけ多く取りあげ、各思想のバリエーションを学ぶとともに、全体の動向を押さえていく。形式は講義を原則とするが、適宜、演習の要素も取り入れ、訳読をしてもうらうことがある。 
5比較思想特講 2023年度 中国においてカトリック(天主教)の布教が本格化したのが16世紀後半の明代末期である。その中心人物がイエズス会宣教師のマテオ・リッチ(中国名は利瑪竇、1552~1610)であった。彼は中国の文化と思想を熟知し、布教にあたって儒教と親和性のあるロジックを組み立てることで、多くの知識人の支持を得ることに成功した。彼が実際に中国士人と行った対話がもとになって執筆されたのが教理問答書『天主実義』である。前期ではこの『天主実義』の読み解きを軸に、それが引き起こした反論を追い、後期はそれらを後景とした中国そして日本における議論展開を取り上げる。講義形式を原則とするが、随時、演習の要素も取り入れ、履修者に訳読をしてもらうこともある。 
6東洋思想史 016802 / 東洋思想史 016803 / 東洋思想史 016804 / 東洋思想史 2023年度 前近代の東アジア、とりわけ中国、日本、朝鮮、ベトナムなどにおいて儒教は必須教養の一つであり、人々の世界認識を規定するものであった。それは異質で未知なる他者の登場に直面したとき、それらを把握・理解するための枠組みとしても機能した。その儒教のエッセンスともいえるのが『論語』と『孟子』である。ただ、これらの読み方は一様ではなく、2000年にわたる長い歴史のなかで、その思想史的背景に応じて様々に解釈されてきた。この授業では前期には『論語』の、後期には『孟子』の代表的な章の解釈を取り上げ、朱子学の解釈を主軸にしつつ、時代順に各思想家たちの思考を追い、儒教思想の深い理解を目指す。本科目は講義形式を原則とするが、適宜演習の要素も採り入れ、履修者にも訳読をしてもらうことがある。