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寺前 直人 (テラマエ ナオト,TERAMAE Naoto)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1博物館展示論 2024年度 展示とは、モノをとおして、なにかを伝えるという行為である。表現し、伝えるという行為は博物館の根幹である。本講義では、博物館展示の歴史や役割、そしてその方法について、主に歴史系の地域博物館の現状と課題を紹介し、論じていくことをとおして、学芸員の役割や博物館の存在意義などを考えていくことも求める。なお、展示見学をふまえた評価をグループごとに討議し、その成果発表を実施する。 
2考古学基礎演習 2024年度 考古学を学ぶ基礎として、遺物・遺跡から必要な情報を読み解くための知識と技術を学ぶ。講義では、考古資料の扱い方や観察方法、および考古学に関する文献の集め方・読み方を説明する。また口頭発表を通じて、レジュメの作成方法と研究発表・討論の仕方を学ぶ。 
3日本考古学概説 044302 / 日本考古学概説 2024年度 講義前半では、考古学という学問の目的と方法を、現代社会との関係に注視しながら紹介する。それらを前提として後半では、日本列島の旧石器時代から古代(飛鳥・奈良・平安時代)の歴史が考古学によって、どのように復元されているかを具体的な資料を用いつつ、テーマをしぼって紹介する。講義はパワーポイントに沿って進めるが、合わせて、概要をまとめ、参考文献リストなどを掲載した印刷物を配布し、両者を相互に参照することによって多面的な理解を深める。 
4考古学特講ⅤA 053052 / 考古学特講ⅤA 2024年度 テーマ「弥生時代の日本列島にみる伝統の継続と変化」 日本列島における外来文化受容期である弥生時代における文化変容を学ぶことをとおして、文明受容の歴史的意義を理解することを目的とする。日本列島における水稲農耕受容期である弥生時代以降、日本列島の人々は大陸の高度な文化要素を受容し、古代国家へと至る文明化を遂げたと考えられている。具体的には灌漑水田技術、金属器をはじめとするハードと、集団を組織化し運営していくソフトの普及があげられる。ただし、前段階の縄文時代とは異なる社会原理を有するこれらハードとソフトは、必ずしも円滑に受容されたわけではない。本講義では、外来の文明が受容される過程において、伝統的秩序を代表する祭祀系遺物がどのように継続し、消滅するのかについて、考古資料をもちいて、実証的に論じることをめざす。 
5考古学特講ⅤB 053062 / 考古学特講ⅤB 2024年度 弥生・古墳時代の日本列島における「戦争」 日本列島における外来文化受容期である弥生時代から古墳時代のコンフリクト、戦争を学ぶことをとおして、人類史における戦争の特性を理解することを目的とする。本講義では外来の文明が受容された結果、人口が増大し、人々の世界観が変質するなかで生じた暴力を伴う社会的衝突(いわゆる戦争)について具体的な考古資料をもちいて、実証的に論じることをめざす。 
6社会経済史Ⅰ 2024年度 人類と経済の関係を論じた先行研究を紹介し、経済的な視点から人類社会の変化を論じることを目指す。後半は、市場経済が成立する以前の状況について考古資料をもちいて分析した成果を紹介する。具体的には、主に日本列島における国家成立前後の社会を対象とし、実物資料から非市場経済について実証的に論じる。 
7考古学演習Ⅰ 2024年度 日本考古学の卒業論文作成のための基礎的能力を身につける。 
8史料調査実習 047152 / 発掘実践実習 2024年度 本科目はアーカイブズ基礎講座・埋蔵文化財保護技師講座を修了するために設置した科目で、本科目以外の必須科目単位修得済みであることが履修条件となる。歴史的な価値が認められ、記録史料となった文書や埋蔵文化財を適切に取り扱う技術と知識を実践的に体得し、行政組織等においてアーカイブズや文化財行政を担うことができる能力を涵養するために、学外での古文書調査や埋蔵文化財の調査分析を実践する。 
9考古学演習Ⅱ 2024年度 卒業論文の作成を可能とする考古学的能力を養う。 
10考古学発掘実習Ⅱ 2024年度 考古学の基本は発掘した資料から人類の歴史を考えることであるが、発掘技術の優劣により発掘資料の情報量も異なってくる。日本・中国などの発掘現場で対応できる発掘技術の習得と考古学に対する考え方を養うことを目的とする。 
11新入生セミナー 2024年度 高度な専門に触れることになる大学においては、高等学校等におけるよりも更に「自立的」で「主体的」な学習態度が要求されます。問題意識をもって世界に向き合う中で、高い情報活用能力を駆使してテーマや課題を自ら探し出し、必要な資料や文献等の調査を行い、研究・学修倫理を遵守したレポートや発表によって自分の考えを他者に的確に伝え、他者の意見に真摯に耳を傾けること――専門分野を問わず、これが「自立的」で「主体的」な学習の道筋です。本科目はこうした学習のための入り口であり、次の4点を共通の指針としています。①駒澤大学において、誇りある大学生としての自覚を養う。②情報活用能力を高め、研究・学修倫理を理解し、学びの態度を「学習」から「学問」へと深化させる。③他者との交流を通じて自己を磨く。④たえず流動する社会のなかで自己を方向づけ、位置づける。 

 

作成した教科書教材
No.タイトル年月日概要
1共著『ジュニア日本の歴史』1国のなりたち、小学館 2010年10月