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熊本 史雄 (クマモト フミオ,KUMAMOTO Fumio)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1日本近代史 2023年度 西洋文明との接触を契機として始まった日本の近代化は、憲法制定や帝国議会設置といった政治体制の整備にとどまらず、産業、経済、教育、芸術、さらには文化といった生活レベルにまで至るものだった。その過程は、伝統と革新と建設の三つ巴の混乱を伴いながら、西洋文明すなわち異文化を如何にして受容するかという課題に対応し続けたものだといえよう。そしてその先には、強靱な「国民国家」を建設する、という明治国家が掲げた大きな課題が横たわっていた。本講では、近代日本の「国民国家」建設における「内」と「外」、すなわち「国民」を創出すべく展開された国内事業とりわけ国語教育政策と、対外関係のなかで「帝国日本」の位置を模索した外交につき、それぞれ史料を交えて講述する。 
2記録史料学Ⅲ〔近代〕 2023年度 本講では、記録史料(アーカイブズ)を取り扱う上での、基本的な知識と技能を身につけることを目的とする。具体的には、「記録史料学とは何か?」という解説(説明)に始まり、公文書管理に関する法制度の整備の過程、さらには近代日本の行政文書(外務省文書)に依拠した、公文書の「読み方」を講述する。また、公文書館の見学(記録史料学Ⅰ・Ⅱ・Ⅳとの合同:年2回)も予定している。なお、本科目は、「アーカイブズ基礎講座」(2023年度より開設)のコース修了認定(修了証取得)のための、必修科目である。コース修了(修了証の取得)を希望する学生は、受講すること。 本科目は、駒澤大学学位授与の方針「DP2」に該当する。 
3政治思想史Ⅱ 2023年度 本講義では、「国家と人民」「国家と社会」「政治と経済」などをキー概念として、思想家をオムニバス形式で取り上げる。要は、それらを個別に考察するだけでなく、近代社会における政治思想の全体像を(といかないまでも、なるべく幅広く体系的に)提示することとする。具体的には、17世紀以降のヨーロッパで模索された、人民の政治参加の「自由」を追究した民主主義と、経済活動における「自由」を追究した合理的資本主義がどのように形成・発展され、そして近代日本がそれらをどのように受容したのかにつき、史料を交えて講述する。また、それらと対抗・補完の関係にあった社会主義や、特殊な政治体制と結びついた全体主義についても、講述する。なお、本科目は、「アーカイブズ基礎講座」(2023年度より開設)のコース修了認定(修了証取得)のための、必修科目である。コース修了(修了証の取得)を希望する学生は、受講すること。本科目は、駒澤大学学位授与の方針「DP2」に該当する。 
4日本史学演習Ⅰ 2023年度 本演習の目的は、卒業論文を執筆するための基礎的な素養と方法を身につけることである。前期の前半において基礎的な事項について担当教員が講述し、前期の後半から後期にかけては、受講生による発表報告を行う。 
5日本史学演習Ⅱ 2023年度 本講では、卒業論文を執筆するために必要な論理的思考力、構想力、論述力を身につけ、実際に書き上げることを目標とする。また、そのための論文指導を行う。