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松田 直行 (マツダ ナオユキ,MATSUDA Naoyuki)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1古典芸能入門(1) 2023年度 日本の代表的な伝統芸能である歌舞伎について、受講者が自らリサーチしてその基礎を学び、その上で「海外の人々に歌舞伎の魅力をアピールする」プレゼンテーションを行うことを最終目標とするアクティブ・ラーニング型の授業。授業形態としては講義科目であるが、日本の伝統芸能および歌舞伎に関する基本的な講義のあとは、自分のテーマを自分で決め、学修成果を自分でWeb Classに登録し、受講者同士で意見を交換しながら、最後のプレゼンテーションに向けて各自で作業を進めていただく。したがって受講生には、与えられた課題をこなすのではなく、みずから設定した課題に自主的・積極的に取り組む姿勢が必要となる。自らの学修が中心となるので、準備学習の時間を十分に確保することが必要であり、対面授業の時間はその成果を発表し、次の目標を設定する場となることを理解していただきたい。 
2古典芸能発展(1) 2023年度 浄瑠璃の名作である『義経千本桜』全五段のうち、前半の初段と二段目を読む、講義形式の授業。平家物語の世界を背景とした、歌舞伎の演目としても有名な作品であるが、元は江戸時代の中期、1747年に大坂の竹本座で初演された、二代目竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作による浄瑠璃作品である。浄瑠璃は本来、活字化されたテキストを読むためのものではなく、太夫が節をつけて「語る」のを「聞く」ことによって鑑賞するものなので、受講者には授業で順番に本文を音読していただき、上演の場における言葉の力を実感していただきたい。後半の三段目から五段目までは、後期科目の「古典芸能発展(2)」で扱う。受講生には自分の力でテキストを読み解き、未知の世界を自ら探究する積極性と知的好奇心が求められる。 
3日本文化の基礎 2023年度 教科書を使い、能楽を中心とした古典芸能史を講義する。室町時代に観阿弥・世阿弥父子が大成したとされる能は、江戸時代に徳川幕府の式楽として洗練され、現在まで受け継がれている。能の歴史と構造を知り、代表的ないくつかの作品を分析し、また世阿弥が残した芸能論を読むことを通して能の世界に親しみ、それを日本文化の基礎として位置づける。 
4古典芸能発展(2) 2023年度 浄瑠璃の名作である『義経千本桜』全五段のうち、後半の三段目から五段目までを読む、講義形式の授業。平家物語の世界を背景とした、歌舞伎の演目としても有名な作品であるが、元は江戸時代の中期、1747年に大坂の竹本座で初演された、二代目竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作による浄瑠璃作品である。浄瑠璃は本来、活字化されたテキストを読むためのものではなく、太夫が節をつけて「語る」のを「聞く」ことによって鑑賞するものなので、受講者には授業で順番に本文を音読していただき、上演の場における言葉の力を実感していただきたい。前半の初段から二段目を扱った前期科目の「古典芸能発展(1)」に続いて受講することが望ましい。受講生には自分の力でテキストを読み解き、未知の世界を自ら探究する積極性と知的好奇心が求められる。 
5大衆文化を学ぶ(1) 2023年度 「忠臣蔵」をテーマとして、半期の講義を行う。1701年に実際に起きた赤穂事件をもとに、人形浄瑠璃として作られた『仮名手本忠臣蔵』は、歌舞伎の人気演目であるばかりでなく、落語や講談、また近代以降は映画やテレビの時代劇の題材として、長く日本の「大衆」に親しまれてきた。日本の大衆文化の原点ともいえるその世界は、主君への忠義を果たすための自己犠牲という封建道徳のドラマだけに終わるものではなく、日本芸能のさまざまな要素が含まれる多面的な作品であり、日本人の物語観を考えるうえで重要な題材である。その全体像を明らかにするために、広範な視野をもって学修することが望まれる。 
6大衆文化を学ぶ(2) 2023年度 江戸時代の後期、19世紀の前半を代表する歌舞伎の狂言作者である鶴屋南北の作品について、その代表作『東海道四谷怪談』を中心にとりあげる講義科目。支配階級である武士が「式楽」として愛好する能楽に対して、歌舞伎は町人たちを中心とした「大衆」の芸能として成立し、この時代にはそれが「爛熟期」と呼ばれる様相を呈して、まさに現代の「サブカルチャー」にあたる大衆文化として栄えていた。指定する教科書を使って、封建制度のさまざまな価値観が揺らぐ大きな時代の転換期に、パロディー精神をもって立ち向かった作者南北の世界をひもとく。その全体像を明らかにするために、広範な視点をもって学修することが望まれる。 
7日本文化の深層を読み解く(3) 2023年度 教科書を使い、浄瑠璃の名作である『菅原伝授手習鑑』全五段のうち、前半の初段と二段目を読む、講義形式の授業。天神様として祀られる菅原道真に対する天神信仰を背景に、藤原時平の策略で大宰府に流されることになる道真とその周囲のさまざまな登場人物のドラマを描く壮大な物語で、特に四段目の「寺子屋の段」は、歌舞伎の演目としてもっとも有名な場面のひとつであるが、元は江戸時代の中期、1746年に大坂の竹本座で初演された、浄瑠璃作品である。三味線の伴奏にあわせて太夫が「義太夫節」を語る浄瑠璃は本来、活字化されたテキストを読むためのものではなく、太夫が節をつけて「語る」のを「聞く」ことによって鑑賞するものなので、この授業では受講者に順番に本文を音読していただき、上演の場における言葉の力を実感していただきたい。後半の三段目から五段目までは、後期科目の「日本文化の深層を読み解く(4)」で扱う。受講生には自分の力でテキストを読み解き、未知の世界を自ら探究する積極性と知的好奇心が求められる。 
8日本文化の深層を読み解く(4) 2023年度 教科書を使い、浄瑠璃の名作である『菅原伝授手習鑑』全五段のうち、後半の三段目から五段目を読む、講義形式の授業。天神様として祀られる菅原道真に対する天神信仰を背景に、藤原時平の策略で大宰府に流されることになる道真とその周囲のさまざまな登場人物のドラマを描く壮大な物語で、特に四段目の「寺子屋の段」は、歌舞伎の演目としてもっとも有名な場面のひとつであるが、元は江戸時代の中期、1746年に大坂の竹本座で初演された、浄瑠璃作品である。三味線の伴奏にあわせて太夫が「義太夫節」を語る浄瑠璃は本来、活字化されたテキストを読むためのものではなく、太夫が節をつけて「語る」のを「聞く」ことによって鑑賞するものなので、この授業では受講者に順番に本文を音読していただき、上演の場における言葉の力を実感していただきたい。前半の初段と二段目までは、前期科目の「日本文化の深層を読み解く(3)」で講義するので、それに続いて受講することが望ましい。受講生には自分の力でテキストを読み解き、未知の世界を自ら探究する積極性と知的好奇心が求められる。 
9新入生セミナー 2023年度 高度な専門に触れることになる大学においては、高等学校等におけるよりも更に「自立的」で「主体的」な学習態度が要求されます。問題意識をもって世界に向き合う中で、高い情報活用能力を駆使してテーマや課題を自ら探し出し、必要な資料や文献等の調査を行い、研究・学修倫理を遵守したレポートや発表によって自分の考えを他者に的確に伝え、他者の意見に真摯に耳を傾けること――専門分野を問わず、これが「自立的」で「主体的」な学習の道筋です。本科目はこうした学習のための入り口であり、次の4点を共通の指針としています。①駒澤大学において、誇りある大学生としての自覚を養う。②情報活用能力を高め、研究・学修倫理を理解し、学びの態度を「学習」から「学問」へと深化させる。③他者との交流を通じて自己を磨く。④たえず流動する社会のなかで自己を方向づけ、位置づける。 
10古典芸能入門(2) 2023年度 ユネスコ無形文化遺産に指定されている日本の伝統芸能である人形浄瑠璃(文楽)について、受講者が自らリサーチしてその基礎を学び、その上で「海外の人々に人形浄瑠璃の魅力をアピールする」プレゼンテーションを行うことを最終目標とするアクティブ・ラーニング型の授業。授業形態としては講義科目であるが、日本の伝統芸能および人形浄瑠璃に関する基本的な講義のあとは、自分のテーマを自分で決め、学修成果を自分でWeb Classに登録し、受講者同士で意見を交換しながら、最後のプレゼンテーションに向けて各自で作業を進めていただく。したがって受講生には、与えられた課題をこなすのではなく、みずから設定した課題に自主的・積極的に取り組む姿勢が必要となる。自らの学修が中心となるので、準備学習の時間として設定してある90分間を毎回十分に確保することが必要であり、対面授業の時間はその成果を発表し、次の目標を設定する場となることを理解していただきたい。 

 

教育方法の実践例
No.タイトル年月日概要
1演劇ワークショップの実践  2002年04月 - 現在 実際に体を動かして、演技の基礎訓練や即興劇の上演を行っている。