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舘 隆志 (タチ リュウシ,TACHI Ryushi)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1演習Ⅰ 010602 / 演習Ⅱ 2024年度 鎌倉時代の曹洞宗の禅籍を中心に研究します。文献を詳細に読解し、出典を調べ、当時の状況を多角的に考察し、それらを踏まえた上で現代語訳を行います。 道元禅師の著述は、『正法眼蔵』が代表的なものとして知られていますが、他にも、師の如浄禅師に入室した際の問答をまとめた『宝慶記』、日本における現存最古の公案集である真字『正法眼蔵』、弟子の懐奘との問答をまとめた『正法眼蔵随聞記』、語録である『永平広録』、清規として『永平清規』などがあります。道元禅師は、鎌倉時代に最も著述を残した禅僧でもあるのです。 この他、道元禅師の弟子や法孫には、孤雲懐奘、徹通義介、寒巌義尹、詮慧、経豪などがいて、また道元禅師門下として吸収された達磨宗などを含めると、その関連史料が多くあります。曹洞宗には豊富な鎌倉時代の禅籍・史料が伝えられているのです。これらの禅籍・史料を少しずつ読み解きながら、鎌倉時代の曹洞宗、ならびに臨済宗を含めた禅宗全般や禅文化について学びます。 
2基礎演習 2024年度 学生の興味のあるテーマを調べ、プレゼンテーションやディスカッションを行い、発表資料やレポートを作成することを通して、禅学・仏教学の専門分野を研究するための基礎的な知識と方法を学びます。また必要に応じ、仏教文化への理解を助ける博物館・美術館の展示や伝統芸能を鑑賞する学外研修を行うことがある。 
3日本禅宗史 2024年度 本講座は、日本における禅宗の歴史について講義するものである。唐・宋代に隆盛した中国禅宗がどのように日本に伝来し、如何なる展開・発展を遂げて日本禅を形成していったのか、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗について、その過程を探ることで、思想史的な意義と日本文化への影響などを論じたい。 とくに中世禅宗の形成を論ずる上で、日中間を往来した入宋・入元僧や中国からやって来た渡来僧については比較的詳しく論じたい。また五山十刹を拠点とした五山派(とくに臨済宗)と地方展開を目指した林下(とくに曹洞宗)の相違点や、江戸期における黄檗宗の伝来と臨済宗・曹洞宗の対応についても論ずる。 
4仏教と人間 2024年度 この授業は駒澤大学の建学の理念である「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に基づいて行われるものである。宗教全般についての理解を深め、仏教および禅の基本的な歴史や教義について概説するとともに、仏教が広がった地域社会の生活や文化に与えた影響などについても学ぶ。また、これらの視点から、人間が生きてゆくうえで直面するさまざまな問題についても考える。なお、年1回、坐禅実習を行う。