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高田 雅士 (タカダ マサシ,TAKADA Masashi)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1日本文化の基礎 2023年度 テーマ:水俣病について考える高度成長期の日本では、全国各地で開発が進められたことで経済発展を成し遂げた一方、その開発によって各地での公害による被害が問題となりました。公害は環境を破壊するのみならず、人びとの身体にも深刻な影響を及ぼすことになり、四大公害裁判をはじめとして、被害者を中心とした住民運動も展開されることになります。そして、公害による被害は決して過去の問題ではなく、いまなおその被害に苦しめられている人びとが存在しています。この授業では、石牟礼道子『新装版 苦界浄土―わが水俣病』(講談社文庫、2004年)をテキストとして使用することで、水俣病による被害の実態やその歴史について深く理解することを目的とします。なお、前半の授業は講義と映像資料によって実施しますが、後半の授業は演習形式によってテキストを読み解いていきます。継続して主体的に授業に参加できる方のみ履修するようにしてください。 
2テーマで学ぶ日本の位相(1) 2023年度 テーマ:軍隊と地域からみる近現代の日本沖縄についてはいうまでもなく、軍隊と地域の関係は(個々人の間で濃淡の差を含みつつも)現代を生きる私たちにとってきわめて身近な問題として存在しています。それでは、軍隊はどのような歴史的経緯のなかで各地域に設置されていったのでしょうか。あるいは、地域に生きる人びとと軍隊との関係はどのような変遷をたどってきたのでしょうか。歴史学の分野においても、そうした軍隊と地域をめぐる問いが、近年深められつつあります。この授業では、そのような研究の蓄積をふまえ、とりわけジェンダーの問題にも目を配りつつ、軍隊と地域の関係から近現代日本の歴史を考えたいと思います。なお、授業は講義形式で実施しますが、Web Classを活用した資料配布、課題の出題と応答などもおこなう予定です。 
3テーマで学ぶ日本の位相(2) 2023年度 テーマ:ナショナリズムと歴史学この間、東京オリンピックやサッカーワールドカップが開催されたことにともない、あらためてナショナリズムの問題について考えた方も多いのではないでしょうか。また、ナショナリズムについては、スポーツのみならず国際情勢に関しても近年ますます喫緊の課題となっています。この授業では、そうしたナショナリズムと歴史学との関係性について考えることを目的とします。この両者の関係性については、1990年前後に冷戦体制が崩壊したことによって厳しく問われるようになりました。とりわけ、国民国家論を中心として、1990~2000年代にかけ、活発な議論が展開されたという経緯があります。それから20年以上が経過した現在、あらためて当時の議論を振り返り、ナショナリズムと歴史学との関係性を歴史のなかに位置づける段階にきているといえるでしょう。この授業では、国民国家論・歴史修正主義・国民的歴史学運動を具体的に取り上げることによって、上記の問題について検討します。なお、授業は講義形式で実施しますが、Web Classを活用した資料配布、課題の出題と応答などもおこなう予定です。 
4日本文化の諸相を知る(3) 2023年度 テーマ:戦後日本の社会と文化―敗戦~1950年代―日本の戦後史について、みなさんはどのようなイメージをもっていますか?たとえば、高校の授業で日本史を選択した人でも、時間の都合で駆け足となったり、あるいは時間切れでそもそも戦後まで到達しなかったりという場合があるかもしれません。日本の戦後史について基礎的な事実関係や論点を充分に理解している人はそう多くないのが現状ではないでしょうか。しかし、現在のわたしたちを取り巻くさまざまな政治的・社会的な問題の多くは、戦後史の知識がなければ理解できないものばかりです。この授業では、アジア・太平洋戦争での敗戦から1950年代までの戦後日本の歴史を、とりわけ社会と文化の位相に注目しながら紹介することで、現代社会を読み解くうえでの歴史的視座を得ることを目的とします。なお、授業は講義形式で実施しますが、Web Classを活用した資料配付、課題の出題と応答などもおこなう予定です。 
5日本文化の諸相を知る(4) 2023年度 テーマ:戦後日本の社会と文化―1960年代~1980年代―日本の戦後史について、みなさんはどのようなイメージをもっていますか?たとえば、高校の授業で日本史を選択した人でも、時間の都合で駆け足となったり、あるいは時間切れでそもそも戦後まで到達しなかったりという場合があるかもしれません。日本の戦後史について基礎的な事実関係や論点を充分に理解している人はそう多くないのが現状ではないでしょうか。しかし、現在のわたしたちを取り巻くさまざまな政治的・社会的な問題の多くは、戦後史の知識がなければ理解できないものばかりです。この授業では、1960年代~1980年代までの戦後日本の歴史を、とりわけ社会と文化の位相に注目しながら紹介することで、現代社会を読み解くうえでの歴史的視座を得ることを目的とします。なお、授業は講義形式で実施しますが、Web Classを活用した資料配付、課題の出題と応答などもおこなう予定です。 
6日本文化の深層を読み解く(1) 2023年度 テーマ:ジェンダーから問う近現代日本の文化長年、歴史を書く担い手の中心は男性でした。そのため、彼らによって提出される歴史像は、男性視点から描かれていただけでなく、さらにはそうした問題性が意識されることもありませんでした。また、1970年代頃の日本の歴史学では、民衆史研究という潮流が登場し、それと連動して女性史研究も活発におこなわれるようになりましたが、それも歴史を考えるうえでのひとつの領域(テーマ)にとどまっていたといえます。しかし、1990年代以降、ジェンダーの視点で歴史を分析する方法が日本でも盛んに取り入れられるようになったことで、歴史そのものの書きかえが進んでいます。つまり、それまで男性=人間として描かれてきた歴史像が、女性と男性との関係性(=性差)のなかで読み解かれるようになったということです。この授業では、そうしたジェンダーの視角から書きかえが進んでいる近年の歴史研究の成果にもとづいて、近現代日本の文化について学んでいきます。なお、授業は講義形式で実施しますが、Web Classを活用した資料配布、課題の出題と応答などもおこなう予定です。 
7日本文化の深層を読み解く(2) 2023年度 テーマ:近現代日本の大衆文化長く、政治史や経済史を中心に研究が進められてきた日本の戦後史においても、近年、文化研究に光があたるようになったことで、大衆文化への着目もはじまりつつあります。私たちの生活を考えた際、それは必ずしも衣食住だけで成立しているわけではなく、大衆文化を享受することによって、日々の生活に潤いを得ているのではないかと思います。しかし、そこには多かれ少なかれ政治性が潜んでおり、その隠された政治性をつぶさに紐解いていくことが大衆文化に注目する際の重要な視座といえます。この授業では、1910年代~1980年代までを対象とすることで、音楽やメディア、スポーツなど大衆文化の視角から、近現代の日本を問い直します。なお、授業は講義形式で実施しますが、Web Classを活用した資料配布、課題の出題と応答などもおこなう予定です。 
8新入生セミナー 2023年度 高度な専門に触れることになる大学においては、高等学校等におけるよりも更に「自立的」で「主体的」な学習態度が要求されます。問題意識をもって世界に向き合う中で、高い情報活用能力を駆使してテーマや課題を自ら探し出し、必要な資料や文献等の調査を行い、研究・学修倫理を遵守したレポートや発表によって自分の考えを他者に的確に伝え、他者の意見に真摯に耳を傾けること――専門分野を問わず、これが「自立的」で「主体的」な学習の道筋です。本科目はこうした学習のための入り口であり、次の4点を共通の指針としています。①駒澤大学において、誇りある大学生としての自覚を養う。②情報活用能力を高め、研究・学修倫理を理解し、学びの態度を「学習」から「学問」へと深化させる。③他者との交流を通じて自己を磨く。④たえず流動する社会のなかで自己を方向づけ、位置づける。 
9日本語リテラシー(6) 2023年度 テーマ:アカデミックライティングの基礎本授業では、レポート作成などのアカデミックライティングに関する基礎的な力を身につけることを目的とします。大学での学びは高校までのそれとは異なり、自ら問いを立て、具体的な根拠に基づき、論理的に他者に説明する力を身につけることが目指されます。この授業では、現代史や現代社会に関する論文や資料を題材にして、それらを正確に読み解く力と、論理的なレポートなどを書くためのスキルを身につけることを目標とします。授業では、まず引用の方法や資料の使い方、あるいは調査の基礎などについて紹介し、その後、レポート作成の前提となる論文の仕組みや文献の読み解きについて学びます。授業の後半では、それまでに学んだことを活かし、実際にレポートを作成してもらいます。なお、本授業は演習形式で実施します。 
10日本語リテラシー(6) 2023年度 テーマ:アカデミックライティングの基礎本授業では、レポート作成などのアカデミックライティングに関する基礎的な力を身につけることを目的とします。大学での学びは高校までのそれとは異なり、自ら問いを立て、具体的な根拠に基づき、論理的に他者に説明する力を身につけることが目指されます。この授業では、現代史や現代社会に関する論文や資料を題材にして、それらを正確に読み解く力と、論理的なレポートなどを書くためのスキルを身につけることを目標とします。授業では、まず引用の方法や資料の使い方、あるいは調査の基礎などについて紹介し、その後、レポート作成の前提となる論文の仕組みや文献の読み解きについて学びます。授業の後半では、それまでに学んだことを活かし、実際にレポートを作成してもらいます。なお、本授業は演習形式で実施します。