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山中 達也 (ヤマナカ タツヤ,YAMANAKA Tatsuya)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1新興国経済論a 2024年度 本講義では、現在、新興国と呼ばれる国々がどのような経緯で誕生し、「成長」してきたのか、その歴史的展開について「貿易」を軸に学んでいきます。その際、対象となるのは主に中東、アフリカと南北アメリカ大陸です。 はじめに、大航海時代に「世界商品」となったスパイス、砂糖、コーヒー、銀について取り上げ、つづいて帝国主義列強による植民地支配、産業革命を支えた蒸気機関や石炭・石油などの化石燃料の開発について把握します。 後半からは、アメリカを中心とする戦後国際経済秩序のなかで行われた世界銀行・IMFによる開発支援の歴史を紐解き、独立後の第三世界諸国が陥った累積債務危機と処方箋としての構造調整政策について検討していきます。またパレスチナを中心に中東において度重なる戦争の政治経済的背景を確認します。 その後、冷戦体制の崩壊がもたらした世界経済の再編成、グローバリゼーションの進展と新興国の経済成長(と危機)について、北アフリカを事例として「アラブの春」から2024年現在までの展開を考察します。最後にゲストスピーカー授業として、現代の紛争・難民支援等についても予定しています。 
2新興国経済論b 2024年度 本講義は、新興国経済論aで学んだ基礎知識を生かし、中東・アフリカ諸国を中心とする新興国経済の「光と影」について、ドキュメンタリー映画や動画資料を含む具体例を用いて学習していきます。はじめに、サハラ以南(サブサハラ)のアフリカ諸国における原油生産・紛争鉱物の問題、そして中東湾岸諸国の資源開発に伴う「石油の呪い」という現象を捉えます。つづいてサブサハラ・アフリカ諸国の食料安全保障問題ならびに国際援助の構図を学び、それらの課題を指摘します。その上で、昨今SDGsの枠組みからも注目されているフェアトレードのについて、実例として「インドと日本」を取り上げ、考察していきます。 そして最後に多国籍企業・投資銀行による新興国向け投資およびタックスヘイブンの実態を学びます。その際、世界の富裕層がどのように資産を形成しているか、またいかなる経験戦略を有しているか、外部の専門家をお招きし、お話を伺います。こうして、世界各地で拡大する格差の構造を明らかにした上で、「正しいビジネス」や「良き社会」について共に考察します。 
3経済外国書講読Ⅰa 100012 / 外国書講読Ⅰa 100013 / 経済外国書講読Ⅱa 100014 / 外国書講読Ⅱa 2024年度 この授業では「世界経済」に関する時事問題を取り扱います。フランスの初等・中等教育向けのニュースサイトや関連する初歩的な論考などを用いて学んでいきます。 授業は演習形式で行います。受講生は、授業前に該当箇所の和訳を準備し、教員が指定した箇所を発表してもらいます。その後、毎回のテーマについて簡潔な全体討論をしていきます(もちろん日本語で構いません)。 
4経済外国書講読Ⅰb 100022 / 外国書講読Ⅰb 100023 / 経済外国書講読Ⅱb 100024 / 外国書講読Ⅱb 2024年度 この授業では「持続可能な開発目標」=SDGsを大きなテーマとし、その基本的な内容について、フランス語の関連書籍やニュース記事などを用いて学んでいきます。 授業は演習形式で行います。受講生は、授業前に該当ページの和訳を準備し、教員が指定した箇所を発表してもらいます。その後、全体討論をして理解を深めていきます(日本語)。