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石井 仁 (イシイ ヒトシ,ISHII Hitoshi)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1東洋史概説 2023年度 近現代の日本人は、世界ないしアジア諸地域をどのように認識してきたのか。近代日本における歴史学の発達はこの問題と密接に関わっている。授業の前半では、上記の問題について、明治ないし昭和における東洋史学(ないし東洋学)の誕生と発展を通して考える。後半では中国文明の始まりから、いわゆる伝統中国の文化が完成した西暦10世紀頃までの時代を概観しつつ、独自の発達を遂げた東洋文明、なかんづく中国文明の特質について考える。本授業は、単なる高校世界史の復習ではない。高校で習得した基礎知識をもとに、より高度な内容を取り扱い、最終的には専門的な内容(漢文史料の読解、テーマごとの研究史の整理など)にも触れることになる。高校世界史の未履修者は負担が重くなることを承知の上で履修すること。 
2東洋史特講ⅡB 2023年度 魏晋南北朝隋唐時代の地方行政制度について、地方政府「方鎮」の成立と変遷を中心に論じる。具体的には、後漢末の牧伯制から始まり、魏晋南北朝時代における都督制の盛行を取り上げる。本科目は、中国史の基礎を学ぶものではない。研究の方法を学ぶ授業である。中国史に関する専門的知識がなければ、負担が過重になることを承知の上で受講すること。 
3東洋史特講ⅡA 2023年度 魏晋南北朝隋唐時代における中央軍の組織とその変遷について論じる。①後漢末三国期に軍隊の性格が国民軍から皇帝の親衛隊に大きくシフトしたこと。②頻発する政変に中央軍が深く関与したこと、などの視点から、後漢末における西園軍の設置、ないし魏晋政権における中軍(中外軍ともいう)の成立について考察する。本科目は、中国史の基礎を学ぶものではない。研究の方法を学ぶ授業である。中国史に関する専門的知識がなければ、負担が過重になることを承知の上で受講すること。 
4東洋史学研究法 2023年度 中国史研究の基礎を修得する。 
5東洋史学演習Ⅰ 2023年度 中国古代中世史研究の基礎知識を習得し、卒業研究の出発点とする。①魏晋南北朝史研究を例に、正史をはじめとする文献史料の扱い方、あるいは関連する研究論文・研究書などの調査・収集方法について習得する。②受講者が各自の興味関心に沿いながら、主として研究論文(ないし専門書)を題材にして、調査・研究内容を輪番で報告し、討論する。 
6東洋史学演習Ⅱ 2023年度 東洋史に関する卒業論文の作成を指導する(研究テーマの設定から、参考文献・基本史料の調査・収集・分析、具体的な論文執筆の方法・手順に至るまで)。前半は、各自の問題関心にかかわる基本的な(もしくは注目する)先行研究を精査して研究発表をおこないつつ、各自の研究テーマをしぼり込み、論文作成の手順を確認する。後半は、できるだけ早期に、各自の研究内容を輪番で中間報告し、作業手順を再確認する。進捗状況によっては、作業手順(もしくは研究テーマ自体)の見直しについても示唆する。最終盤は、個別指導も実施する。 

 

教育方法の実践例
No.タイトル年月日概要
1『中国史概説』(共著)  1998年05月 漢~唐時代の執筆を担当 

 

作成した教科書教材
No.タイトル年月日概要
1漢文講読テキスト 三国志 2008年03月