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吉村 誠 (ヨシムラ マコト,YOSHIMURA Makoto)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1演習Ⅰ 011602 / 演習Ⅱ 2023年度 東アジアの唯識思想および如来蔵思想について研究し、卒業論文の指導を行う。また、高僧伝、仏教説話、如来・菩薩の信仰、儒教・仏教・道教の交渉などについても、研究・指導する。本年度は玄奘(602-664)の伝記である『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』巻八を講読する。各自の研究発表や卒業論文の中間発表も随時行う。また必要に応じて、博物館・美術館の見学、伝統芸能の鑑賞、寺社の見学などの郊外学習を行うこともある。 
2中国仏教史 2023年度 中国仏教の歴史を、仏教伝来から現代に至るまで概説する。歴史の事実をただ解説するのではなく、政治・社会・教理・信仰など様々な角度から考察することで、中国仏教の特徴を把握するように心がけたい。 
3基礎演習 2023年度 学生の興味のあるテーマを調べ、プレゼンテーションやディスカッションを行い、発表資料やレポートを作成することを通して、禅学・仏教学の専門分野を研究するための基礎的な知識と方法を学びます。また必要に応じて、仏教文化への理解を助けるために博物館・美術館の見学や伝統芸能の鑑賞を学外で行うことがあります。 
4仏教と人間 2023年度 この授業は駒澤大学の建学の理念である「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に基づいて行われるものである。宗教全般についての理解を深め、仏教および禅の基本的な歴史や教義について概説するとともに、仏教が広がった地域社会の生活や文化に与えた影響などについても学ぶ。また、これらの視点から、人間が生きてゆくうえで直面するさまざまな問題についても考える。 
5仏教漢文入門 2023年度 仏教に関する文献はさまざまな言語によって書き残されていますが、その中でも多くを占めるのが漢文資料です。したがって、専門的に仏教を学ぶためには漢文の素養が必須となります。本科目では漢文の基礎を学んだ後、漢訳仏典の講読を通して、自らの力で仏典を読み解く訓練を行います。授業では、講義だけでなくディスカッションやグループワークを行いながら主体的に学ぶことで、漢文法の基礎力と仏典に対する幅広い知識を身につけていきます。 
6漢文講読Ⅱ 2023年度 東アジアでは漢訳経典が「聖典」とされ、高僧の著作もほとんどが漢文で書かれている。この授業では、その中から名著を選んで講読する。本年度は、鎌倉時代の良遍(1194-1252)が著した『観心覚夢鈔』を読む。本書はインドから東アジアへと伝播した「唯識思想」を分かりやすくまとめた入門書である。唯識思想の目的は、本書の冒頭に「それ菩提を得んと欲すれば、すべからく自心を知るべし」とあるように、自己の心を観察して悟りを開くことにある。『観心覚夢鈔』の本文を精読することで、仏教漢文の読み方に習熟するとともに、「こころの仏教」とも言われる唯識思想について理解を深めたい。