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吉村 誠 (ヨシムラ マコト,YOSHIMURA Makoto)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1演習Ⅰ 011602 / 演習Ⅱ 2024年度 東アジアの唯識思想および如来蔵思想について研究し、卒業論文の指導を行う。また、高僧伝、仏教説話、如来・菩薩の信仰、儒教・仏教・道教の交渉などについても、研究・指導する。本年度は玄奘(602-664)の伝記である『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』巻九を講読する。各自の研究発表や卒業論文の中間発表も随時行う。また必要に応じて、博物館・美術館の見学、伝統芸能の鑑賞、寺社の見学などの郊外学習を行うこともある。 
2中国仏教史 2024年度 中国仏教の歴史を、仏教伝来から現代に至るまで概説する。歴史の事実をただ解説するのではなく、政治・社会・教理・信仰など様々な角度から考察することで、中国仏教の特徴を把握するように心がけたい。 
3基礎演習 2024年度 学生の興味のあるテーマを調べ、プレゼンテーションやディスカッションを行い、発表資料やレポートを作成することを通して、禅学・仏教学の専門分野を研究するための基礎的な知識と方法を学びます。また必要に応じて、仏教文化への理解を助けるために博物館・美術館の見学や伝統芸能の鑑賞を学外で行うことがあります。 
4仏教と人間 2024年度 この授業は駒澤大学の建学の理念である「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に基づいて行われるものである。宗教全般についての理解を深め、仏教および禅の基本的な歴史や教義について概説するとともに、仏教が広がった地域社会の生活や文化に与えた影響などについても学ぶ。また、これらの視点から、人間が生きてゆくうえで直面するさまざまな問題についても考える。 
5漢文講読Ⅱ 2024年度 東アジアでは漢訳経典が「聖典」とされ、高僧の著作もほとんどが漢文で書かれている。この授業では、その中から名著を選んで講読する。本年度は『大乗起信論』を講読する。本書は如来蔵思想に基づいて大乗仏教の教理と実践をまとめた綱要書である。馬鳴(1-2世紀頃)造、真諦(499-569)訳と伝えられるが、成立については不明の部分がある。確かなことは、本書が6世紀の中国に突如として出現し、以後の東アジア仏教に絶大な影響を与えたという事実である。講義では『大乗起信論』を通読するとともに、本書の造論意趣についても考察したい。