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三代 舞 (ミヨ マイ,MIYO Mai)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1演習Ⅰ 009802 / 演習Ⅱ 2023年度 インドの仏教認識論・論理学(因明)について、概要を講義した後に、サンスクリットテキストやチベット語訳、漢訳等の原典資料を講読する。仏教認識論・論理学とは、5–7世紀頃にディグナーガ(Dignāga, 陳那)やダルマキールティ(Dharmakīrti, 法称)といったインドの思想家達によってまとめられた思考の体系で、それまでに蓄積されてきた仏教教義をある意味では大胆に整理し、他宗教との討論に耐えうるような形に再構築したという特徴を有しています。したがってその内容には、特定の教義に縛られない、当時のインドの人々の基本的な思考パターンともいうべきものが含まれています。現時点では、シャンカラスヴァーミン(Śaṅkarasvāmin ca .500-560)の『因明入正理論』(Nyāyapraveśaka)を取り上げる予定ですが、受講生の希望によって変更する可能性もあります。希望があれば、仏教以外のインド哲学諸派の文献を扱うこともできます。なお、授業の後半で、各学生の研究発表の場を設ける予定です。 
2サンスクリット語初級 2023年度 全くの初心者を対象に、インドの古典語であるサンスクリット語を初歩から学びます。サンスクリット語は、紀元前1500年頃から今日に至るまで、インドの哲学・宗教・文学の標準語として用いられてきた言語です。インドの二大叙事詩『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』を始めとする多くの文学作品や『マヌ法典』などの法典類、バラモン教や仏教などの宗教・哲学文献等の膨大なテキストがこのサンスクリット語によって著されました。授業では、教科書にしたがってサンスクリット語の基礎的な文法事項を学んだのちに、実際にサンスクリット語の文章を講読していきます。文法は、文字と発音から始めて、名詞の語形変化や動詞の活用などを学びます。講読のテキストについては学生の興味にしたがって変更する可能性がありますが、ヒンドゥー教の重要な聖典の一つである『バガヴァッド・ギーター』等を扱う予定です。古典語の習得は容易ではありませんが、その先には自ら原典を読む喜びが待っています。 
3仏教と人間 2023年度 この授業は駒澤大学の建学の理念である「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に基づいて行われるものである。宗教全般についての理解を深め、仏教および禅の基本的な歴史や教義について概説するとともに、仏教が広がった地域社会の生活や文化に与えた影響などについても学ぶ。また、これらの視点から、人間が生きてゆくうえで直面するさまざまな問題についても考える。なお、年1回、坐禅実習を行う。 
4インド哲学史 2023年度 本講義では、まずは、教科書の内容に沿ってインドの諸宗教・諸哲学学派の思想の概要を紹介し,相互の影響の大まかな流れを学習します。さらに後半では発展学習として、実際にインドで書かれた綱要書の内容を手掛かりに、個別の思想について深掘りします。多くの受講生にとって最もなじみ深いインド哲学は仏教思想かもしれませんが、仏教思想はその一部に過ぎません。ヴェーダの権威を承認する主流の諸学派とそれを否定する仏教・ジャイナ教のような非主流の諸学派といったインド哲学の大きな流れや、その内容の多様性を知るとともに、興味をもった分野について自分で学習を進めるための簡単な手ほどきを行いたいと考えています。 
5仏教学セミナー 2023年度 本科目は仏教学の知識を獲得するための基礎的な方法について演習形式で学びます。レポート作成や研究発表を通じて、自身の考えを文章化し、伝える力を養います。 
6新入生セミナー 2023年度 高度な専門に触れることになる大学においては、高等学校等におけるよりも更に「自立的」で「主体的」な学習態度が要求されます。問題意識をもって世界に向き合う中で、高い情報活用能力を駆使してテーマや課題を自ら探し出し、必要な資料や文献等の調査を行い、研究・学修倫理を遵守したレポートや発表によって自分の考えを他者に的確に伝え、他者の意見に真摯に耳を傾けること――専門分野を問わず、これが「自立的」で「主体的」な学習の道筋です。本科目はこうした学習のための入り口であり、次の4点を共通の指針としています。①駒澤大学において、誇りある大学生としての自覚を養う。②情報活用能力を高め、研究・学修倫理を理解し、学びの態度を「学習」から「学問」へと深化させる。③他者との交流を通じて自己を磨く。④たえず流動する社会のなかで自己を方向づけ、位置づける。