駒澤大学

研究者情報データベース

TOP
所属別検索
キーワード検索
研究分野別検索
条件指定検索

駒澤大学
ホームページ

程 正 (テイ セイ,CHENG Zheng)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1演習Ⅰ 011832 / 演習Ⅱ 2023年度 本年度は、敦煌遺書から発見された最古の燈史(禅宗の歴史書)である『楞伽師資記』の輪読を行う予定である。伝世の燈史の殆どが六祖慧能以降の南宗禅のものであるが、本書はそれらと違って、南宗禅に先んじて隆盛を極めた北宗禅の主張を盛り込んだもので、四巻本『楞伽経』の訳者である求那跋陀羅を伝法系譜の始まりとするところに、最大の特色がある。このテキストを読むことによって、草創期の禅宗の思想と主張を明らかにしていきたい。 
2仏教と人間 2023年度 この授業は駒澤大学の建学の理念である「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に基づいて行われるものである。宗教全般についての理解を深め、仏教および禅の基本的な歴史や教義について概説するとともに、仏教が広がった地域社会の生活や文化に与えた影響などについても学ぶ。また、これらの視点から、人間が生きてゆくうえで直面するさまざまな問題についても考える。なお、年1回、坐禅実習を行う。 
3中国禅宗史 2023年度 禅宗は、その淵源をインド仏教に求めつつも、中国において初めて宗派としての独立を果たし、中国の風土に適合したものとして独自の発展を遂げたのである。この授業は、講義形式でその成立から今日に至るまでの歴史を概観するものである。その際、禅宗自らの立場だけでなく、政治、社会、文化、中国仏教の他宗派など多角的な視点から立体的に中国禅宗の特質をとらえていきます。 
4禅籍講読Ⅰ 2023年度 この授業は、中国初期禅宗文献を中心に講読するものである。禅宗文献の概要を紹介してから主として『二入四行論』、『修心要論』、『六祖壇経』の三種を順次に取り上げていく。『二入四行論』は禅の教えを中国に持ち込んだ菩提達摩の語録と位置づけられたもので、『修心要論』は中国禅宗の母胎とされる東山法門の思想綱要書であり、『六祖壇経』は禅宗思想の集大成者である六祖慧能の語録である。いずれも初期禅宗の思想基盤の形成に大いなる影響を及ぼしたこれらの禅籍を講義形式で講読し、それぞれの禅思想の特色を明らかにしていく。 
5仏教学セミナー 2023年度 本科目は仏教学の知識を獲得するための基礎的な方法について演習形式で学びます。レポート作成や研究発表を通じて、自身の考えを文章化し、伝える力を養います。 
6新入生セミナー 2023年度 高度な専門に触れることになる大学においては、高等学校等におけるよりも更に「自立的」で「主体的」な学習態度が要求されます。問題意識をもって世界に向き合う中で、高い情報活用能力を駆使してテーマや課題を自ら探し出し、必要な資料や文献等の調査を行い、研究・学修倫理を遵守したレポートや発表によって自分の考えを他者に的確に伝え、他者の意見に真摯に耳を傾けること――専門分野を問わず、これが「自立的」で「主体的」な学習の道筋です。本科目はこうした学習のための入り口であり、次の4点を共通の指針としています。①駒澤大学において、誇りある大学生としての自覚を養う。②情報活用能力を高め、研究・学修倫理を理解し、学びの態度を「学習」から「学問」へと深化させる。③他者との交流を通じて自己を磨く。④たえず流動する社会のなかで自己を方向づけ、位置づける。