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村松 哲文 (ムラマツ テツフミ,MURAMATSU Tetsufumi)

基本情報 研究分野 研究業績 教育業績 運営業績 社会貢献業績

 

担当科目
No.授業科目名 年度授業概要
1演習Ⅰ 011812 / 演習Ⅱ 2023年度 本演習は、禅美術・仏教美術の研究を志す学生を対象とする。美術史を研究してゆく上で必要なことは、漢文読解の能力と美術品観賞の眼力である。本年度の授業では、漢文等による日本美術史の教科書を輪読する予定である。また適時受講者による自身の勉強を発表(卒論等の途中経過)してもらう。*美術館・博物館の見学を通じて美術品の基礎的な観賞法をトレーニングしていく。 
2仏教と人間 2023年度 この授業は駒澤大学の建学の理念である「仏教の教義並びに曹洞宗立宗の精神」に基づいて行われるものである。宗教全般についての理解を深め、仏教および禅の基本的な歴史や教義について概説するとともに、仏教が広がった地域社会の生活や文化に与えた影響などについても学ぶ。また、これらの視点から、人間が生きてゆくうえで直面するさまざまな問題についても考える。なお、年1回、坐禅実習を行う。 
3仏教美術史 006202 / 仏教美術史 2023年度 仏像の歴史について、信仰的な背景と照らし合わせながら概観する。本年度は、奈良と京都の寺院ごとに仏像を考察する。6世紀、我が国に伝来した仏教は瞬く間に日本に根付き、絢爛たる仏教文化を構築した。こうした中で、仏像の制作は時代を経るごとに発展していくが、様々な要因から仏像の表現は変化する。この変化の過程を各寺院で所蔵されている仏像を概観しながら、その特徴を把握していくことが本講義の目標である。古代寺院の代表である法隆寺の仏像は、中国や朝鮮半島の影響を大きく受けて制作されている、その後平安時代になると平等院に代表される仏像のように日本独自の表現が確立する。こうした仏像表現の相違点について、スライドやDVDなどを用いて講義する。また本講義では、地域社会の理解という意味で、世田谷区の仏像についても取り上げる予定である。 
4禅美術 006102 / 禅美術 2023年度 禅宗では、はじめ偶像を崇拝せず、自己の内面に仏性を悟ることを旨としていた。そのため仏像や仏画などが制作されることはなかったが、宋代になると僧侶たちが余暇に水墨画を描くようになり、これが宮廷の庇護を受けるなどして職業画家まで出現するようになる。描かれた題材は、山水・花鳥・祖師などで、これらを総称して禅絵画という。日本では、留学僧によって鎌倉時代に禅絵画が伝わり、ついには日本独自の水墨画を完成させた。本講義では、絵画を中心に話を進めるが、彫刻や墨蹟、庭園などについても触れてゆきたい。そして、作品に見え隠れする制作者の宗教性と美意識を考察したい。